写真展  「ひろったような、」

2017/10/16-11/11 神戸 塩屋  784 JUNCTION CAFE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京から神戸の塩屋という小さな町へ移住してから約一年間で撮影した写真を

塩屋の784 JUNCTION CAFEで展示。

以下、開催時のステートメント

 

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海と山の境に人が住み、絵や音楽や食べ物を作って暮らしている。

生まれてからずっと海からも山からも遠い平野にいた。

そこも海と山との境には違いないが、

人のやっている事も、いきものの仕草も、広すぎてよく見えなかった。

塩屋はとても細い境だから、異界からいろんなものが迷い込んでくる。

 

2016年5月、初めて訪れた塩屋の谷川には大きな鯉のぼりが泳いでいた。

細い路地のような商店街があった。緑と潮を含んだ光が明るかった。

こんな町に住んでいいんだろうかってにこにこしながら、

高いところから低いところまで歩き回った。

7月、買ったばかりの箒一本だけ持って戻ってきた朝方の塩屋谷川には、

いっぱいの七夕飾りが強い風に揺れていた。

 

それからの1年でひろったものをここに集めた。

 

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いろいろなものがなくなっては増え、この中に今はもう撮れないものもいっぱいある。

 

 

 

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